五月活動記録

<読書>4冊
・サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ (中公新書)/下條信輔
・少女不十分 (講談社ノベルス)/西尾維新

少女不十分 (講談社ノベルス)

少女不十分 (講談社ノベルス)

・[映]アムリタ (メディアワークス文庫)/野崎まど
・ゴッドスター (新潮文庫)/古川日出男<漫画>5冊
新吼えろペン島本和彦)1巻
・ぼくは麻理のなか(押見修造)4,5巻空が灰色だから阿部共実)5巻
空が灰色だから5(完結)(少年チャンピオン・コミックス)

空が灰色だから5(完結)(少年チャンピオン・コミックス)

謎の彼女X植芝理一)9巻<映画>3本
・Helpless(青山真治
Helpless [DVD]

Helpless [DVD]

トランセンデンスウォーリー・フィスター
カナリア塩田明彦
カナリア [DVD]

カナリア [DVD]

<アニメ>1クール
・ef - a tale of melories.

四月活動記録

小説書き終えてちょっと時間に余裕が出てきたので漫画とアニメはちょっと消化できた。<読書>0冊<漫画>19冊
・先生の白い嘘(鳥飼茜)1,2巻
アオイホノオ島本和彦)10,11,12,13巻
木曜日のフルット石黒正数)1巻
めぞん一刻高橋留美子)8,9,10,11,12巻
うしおととら藤田和日郎)1,2,3,4,5,6巻
それでも町は廻っている石黒正数)13巻

めぞん一刻とてもおもしろい。五代くんの貧乏さに共感する。15巻完結なのでそろそろ終盤ってとこかな。ドキドキする。

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオはドラマでやってた部分が終わったので、完全新作の部分に入り、これも楽しみ。まあドラマと最後は同じだとしてもオリジナルの部分が見られるだけでも良し。もちろん、ドラマの方も好きなのですよ。
先生の白い嘘(1) (モーニング KC)

先生の白い嘘(1) (モーニング KC)

先生の白い嘘は1,2巻読んでみたけど、心を抉ってくる系でよかった。去年の「モンクロチョウ」をなんとなく思い出した。続刊があれば読む。うしおととらは1巻から読んだのだけど、すぐに6巻まで読めた。少年漫画っぽくてすいすい読めるし、おもしろい。さすが名作と呼ばれるだけのことはあるね。あと怪奇もの好きだからね。これも続き読みます。新刊出てたので久々に「それ町」読んだ。やっぱ構成がきちんとしててよいね。紺先輩かわいいね。同じ作者の「木曜日のフルット」も今月は一巻読んだのだけど、まあおもしろくないわけじゃないけど、一ページ漫画だったからちょっと大変だった。四コマとかとか一ページの作品集ってなんか苦手なんだよね。話が多いから一気読みしようとすると疲れる。たぶんそれで、「あずまんが大王」もあんま読む気起きんくて、二巻で止まってるんだよなあ。やっぱ僕は「それ町」の方が好き。<映画>0本<アニメ>3クール
デュラララ!!×2 承
これはゾンビですか? OF THE DEAD
ef - a tale of memories.


ef―a tale of memories.とてもよかったよ。純文っぽさを娯楽に昇華させているって感じがする。

デュラはいつも通りおもしろかった。これゾン二期は激ラノベって感じで楽しめた。一期も久方ぶりに見返したくなったよ。<小説作成>一本(公募用)

五月四日第二十回東京文学フリマ 気になるサークル!☆


文学フリマ公式サイトhttp://bunfree.net/より)
さて!
次第に冬は融けて桜も散って、あたたかくなって置いといたジュースが勝手にぬるくなってブチ切れる季節になってきましたけれども、みなさん!きたる五月四日の東京文学フリマのサークルはチェキラしましたか!?なんとなくまわりながら決めようかと思ってるそこのあなた!当日行ってみたら意外に多い参加者のあふるる熱気にあてられて、あたふた気疲れしてしまうかもしれませんよ!僕はそうでした!実際見て回りながら楽しむのも一興ですが、前もってwebカタログをさーっと見てみるなど下調べをしておくのも大事なことです。

そう、文学フリマには事前にWebカタログという便利なサイトが公開されているんですね!
それがこちら!→https://c.bunfree.net/c/tokyo20

また今回からはeventmeshというサイトもつかえるようになっています!こちらはまだ登録数は少ないみたいですが、参加者の方などはここでチェックするのも便利かもしれません。僕はここで気になったとこをfavoriteに入れてチェックしてます。
eventmesh文フリ東京はこちら→http://eventmesh.net/bunfree-tokyo20

しかし!参加ブースの数はなんと650!
そんなにあると前もって目を通しておくのもたいへんですよね、そこで!!
またわたくし四流色夜空が個人的に気になるサークルをピックアップしてチェキラしていこうと思います!文フリ行く予定の方々の参考にでもなれば幸いかなって思ったり思ったりしちゃいます!(๑>◡<๑)


今回紹介するサークルは8か所!ちなみに僕のサークルはC-37です!分かりますね!?そう、C-37です!!今回僕は「カナリア」という小説を書きまして、いつもよりエンタメっぽい感じになっております。そしてこれが大々的に初めて、京都を取り扱った作品になるであろうとも思うわけであります。京都を舞台にするってことは、そう僕の大学や木屋町の喫煙所やなんやかやのこともでてきたりしちゃいます。というわけでよろしくです!!僕たちの冊子『FlippantSegment』について、詳しくはこちら→http://d.hatena.ne.jp/yozora_k/20150425/1429913015


とまあ、そんなことよりなによりサークル紹介ですね。
まずはカテゴリ純文であるAコーナーのブースから、
A-22 京都ジャンクション

(画像は公式ページhttp://kyotojct.net/より)


主に短歌で著名な濱松さんが所属している文藝サークルですね。京都の大学発ということもあり、なんだか勝手に親近感を感じたりもしてます。新刊の内容は小説と短歌になっている模様、僕は結構純文がすきなので現地に赴いた暁には是非新刊をGETしたいと思います。それにしても小説合同誌で300円は安い!ありがたいなあ!!




そして、続きまして同じく純文学のBコーナーから
B-16 セロトニン工場


綿ちゃん、終末さんと文学を生きているような二人が発起人なのでしょうか。twitterではおなじみの面々が顔を連ねています。これを買いに文フリに赴く人も少なくはないんじゃないですかね。京都の二人と現地で顔を合わせられることを楽しみにしたいと思います。




Cは専らエンタメの色んなタイプの小説群が属しているようです。エンタメ、大衆小説のジャンルからは、
C-37 だれにもわからない。


ここに僕たちのサークルがあります。




そして、
C-53 蒼葉中学第七文芸部OB会



(画像は公式ページhttp://aoba7bun.chu.jp/content/7bun_2/から)
@ckit_idle(藍上 踊)さんが主宰のサークルのようです。内容は家族小説のアンソロジーみたいですね。公式ページには掲載作品とそのあらすじもあるようなので、気になる人はチェキラ!




Dの短編・掌編・ショートショートのコーナーからは、
D-66 段


ノンジャンルSF短篇集の文庫本『非Aの梯子』という、はしごさんの個人誌が頒布されるようです。はしご文庫の記念すべき一冊目を見逃したくはないですねっ!!(❀・x・)ドワー




そして、Eの詩歌のサークルから
E-19 稀風社


三上春海さん、鈴木ちはねさんなどが所属する稀風社ですが、新刊が頒布されるようです!く、くわしくは稀風社ブログ(http://kifusha.hatenablog.com/entry/2015/04/27/055532)をチェキラですっっ!!ちなみに僕は絶対欲しいです。




さて、フロアを2階に移しまして、
ウ-01 ラノベ作家休憩所


作家である日日日さん、十文字青さん、森田季節さんなどの同人誌の既刊を頒布するみたいです!




ウ-44 SurvivalSicknessCity



(画像は公式ページhttp://satellitecrouka.tumblr.com/post/115937421348/5-4から)
クローカ(@chrorograph)さんのブースですね。一次創作百合短篇集である『ガールズ・ワールズ・レコーディングス 黒岡春日作品集』などが頒布されるみたいです!!




さて、最後になりましたが、
オ-61 C-ROCK WORK
このブースにはるしにゃん(@hallucinyan)主宰の「カラフネ」の冊子『SOINEX』が委託されるようです。



公式ページhttp://hallucinyan.hatenablog.com/entry/2015/04/15/202854に執筆陣が公開されてますが、僕も小説『RacistLovers』を寄稿させていただきました!完成本が楽しみです!




以上、8サークル(+1)紹介させていただきました!僕もさらっと目を通してピックアップしただけなので見落としあるかも!ですが、なんらかの参考になればと思います。
それでは、当日お会いしましょう!僕はC-37「だれにもわからない。」ブースにいると思います!!
どうぞ!どうぞよしなに!!
皆さんは僕みたいに直前に高熱でぶっ倒れることのないよう健康に気をつけてくださいねっ!(๑・◡・๑)۶

2015年5月4日 第二十回文学フリマ東京 冊子紹介「Flippant Segment」

はてなブログhttp://yozora.hatenablog.com/entry/2015/04/15/001511)の方にも載せましたが、こちらにも。

第二十回東京文学フリマ(2015.5.4)にて「だれにもわからない。」(ブース:C−37)というサークルで、『Flippant Segment』という短歌・詩・小説の合同誌を頒布します。(価格は500円)

「だれにもわからない。」サークルを活動して四冊目ということもあり(?)、ゲスト陣はいつになく豪華な感じになりました!
今回は「塔」という結社に入っている安田茜さんと、稀風社でも活動していらっしゃいるすずちう(鈴木ちはね)さんが短歌を寄せてくださいました!そしてサークル「カラフネ」でも同人誌を出している、殻辺三舟さんことはるしにゃんが、今回詩を寄稿してくださっているのも見どころです!
そしてイラスト陣も、『LollypopRainbow』や『僕らのすーぱーいんたーねっと』の表紙を描いてくださったりっつさん、『ただいまサナトリウム』の表紙の彼方(k)さん、前回挿絵を描いてくださったりりぃさん、前々回から目次イラストを寄せてくださっている浴蘭坂もかさんと、勢ぞろいしている感があります。そして今度の堂々たる表紙はナオイさんに描いていただきました。
新しい人々の思いが混ざり、新しい本がひらかれていきます。
あなたもぜひ、五月四日には東京文学フリマC-37に来てみてください!

目次
1.コーダ             まここ(@uuuRuuuO)

2.<短歌>あかるい藍      安田茜(@______258)

3.<短歌>仮の橋        鈴木ちはね(@suzuchiu)

4.嘘つき嫌いの彼女は      矢窪秋

5.ノトラとテニカ        K坂ひえき(@hieki)

6.カナリア           四流色夜空(@yorui_yozora)

7.<詩>愛の詩法        殻辺三舟(@hallucinyan)

8.セブン・ストーリーズ     葛西心中

9.エクストリーム院浪記     斉藤慶次(@shikaiu)

表紙     左野ナオイ(@naoooi)

目次イラスト 浴蘭坂もか(@strawberia_)

挿絵      りっつ(@teastea_a)+りりぃ(@_pnpn_)+ k(@umibenobochi)

サークル名:だれにもわからない。(ブース:C−37)

冊子名:Flippant Segment

価格:500円

第二十回文学フリマ東京2015.5.4にて頒布予定。



文学フリマ公式サイト http://bunfree.net/

第二十回文学フリマ東京Webカタログサークルページはこちらです!
https://c.bunfree.net/c/tokyo20/1F/C/37

質問などはdead.jamais.vu@gmail.com、@yorui_yozoraまで。


わあい!よろしくです!

三月活動記録

<読書>0冊<漫画>10冊
アオイホノオ島本和彦)7,8,9巻
めぞん一刻高橋留美子)6,7巻
・死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(阿部共実)1巻
絶園のテンペスト(彩崎廉)1,2,3巻
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション浅野いにお)2巻<映画>2本
オン・ザ・ロード/ウォルター・サレス
・夜になる前に/ジュリアン・シュナーベル<アニメ>1クール
ノーゲームノーライフ<小説作成>一本(同人誌用)


あと、最近ブルーハーツ後藤まりこや宇宙人とかのアルバム聞いてたんですが、結構よいです。

解散

解散

二月活動記録

〈読書〉6冊
殺×愛1―きるらぶONE/風見周
空色パンデミック2/本田誠
・エロス降臨!/鯨晴久
クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識/西尾維新
人のセックスを笑うな山崎ナオコーラ
・内なる異性―アニムスとアニマ/エンマ・ユング



〈映画〉7本
危険なメソッドデヴィッド・クローネンバーグ
さらば青春の光/フランク・ロダム
・ドラッグストア・カウボーイ/ガス・ヴァン・サント
・中国女/ジャン=リュック・ゴダール
・さらば、愛の言葉よ/ジャン=リュック・ゴダール
・ベニーズ・ビデオ/ミヒャエル・ハネケ
ランブルフィッシュフランシス・フォード・コッポラ



〈アニメ〉6.5クール
僕は友達が少ないNEXT
俺たちに翼はない
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
花物語(5話完結)
憑物語(5話完結)
猫物語黒(5話完結)
東のエデン



〈漫画〉0冊、〈小説作成〉0本



ブレヒト劇の演出、アルチュセールがこう評してる。引用してみよう。「ふりむくと、ある疑問が襲いかかる。稚拙で盲目的ながら、私の発音した言葉が、知られざる戯曲の断片なのでは?世界の演劇的労働者たる私の内に未完の意味を追求し、私の内に俳優と装置のすべてを無言の台詞の出現を求める知られざる戯曲なのでは?」だから僕は喋る。僕は喋る。”(「中国女」の一幕)

「さらば、愛の言葉よ」感想。



ゴダールの「さらば、愛の言葉よ」(原題:Adieu au langage)、京都シネマでやってたので見に行きました。2Dでの上映でしたが、関西では梅田でしか3Dで公開されてなかったので、仕方ないかなという感じで。しかし、やはりゴダールはすごかった。このところ見た映画の中でこれほど「おもしろい」という感覚がぴったりくるものはありませんでした。ストーリーはほとんどなく、かといってドキュメンタリーのようなわざとらしさも感じられない。つまりフィクションではなく、「現実」といった感じがするのです。スクリーンのはじめ、「想像力に欠く者は現実に逃げ込む」と映し出され、心を鷲掴みにされ、そこからは書物の引用、サンプリングのような映像、そして後半の驚くべき風景の映像美に酔い痴れました。

僕はストーリーをほとんど追い切れませんでしたが、後期ゴダール映画がそうであるように、あまりそれは重視されていないでしょう。ストーリーとは直接関係のない映像が多く挿入されているためです。しかしこの映画は訴えかけてきます。「人の気持ちは分かる。自分以外は」という台詞が印象的でした。まさにグローバル資本主義が席巻し、平等が絶対視される昨今、人々は何も「見えない」時代に生きているのだと思います。人々は何ひとつ見えないにも関わらず、アルチュセールの言うように周囲から従属させられる形で主体化されることになります。この映画は「見えない」ことを訴えかけてきます。おそらく3Dといった形式をとった主眼もそこにあるように思われますし、タイトルの「さらば、言葉よ」もそこに繋がってくるのでしょう。言葉に蔽われて何も見えなくなっている僕たち、その突破口としての犬の視点、普段動物はあまり好きではない僕ですらその犬の仕草に見入ってしまいました。それほどまでに後半の映像は素晴らしかったです。広大な海、力強く流れる河川、そして無邪気にうろつきまわる一匹の犬。ハンドカメラで撮ったであろう映像も挟まれていましたが、それもフィクションという枠から逃れるための手法なのでしょう。

3Dで見れる方は3Dで見ることを勧めます。しかしいずれにせよ、映像の美しさが凄まじいので映画館で見た方がいいことは間違いありません。ゴダールの映画はストーリーテリングでないため苦手だ、と言う方を多く見かけますが、僕は見せかけのつくりものよりも真に「現実」的なものが好きです。(それに、今回の話は「中国女」や「たのしい知識」や「ワン・プラス・ワン」などよりは随分見やすいと思います。)ゴダールはわれわれのことをわれわれ以上によく知らしめてくれます。僕はしかして経済的に余裕がないので3Dを見ることはないと思いますが、DVD化されたらもう一度見てみたいと思います。何も「見えない」僕を知るために。だけど、そんなことを言っても彼はこう笑うだけでしょうね。「正しい映像ではなく、ただの映像さ」と。

*予告編はフランスのものの方が内容を直接的に表していると思うので、そちらも載せておきます。

「さらば、愛の言葉よ」日本版公式ページ http://godard3d.com/
*あと余談ですが、こないだ見た「中国女」の予告もおもしろいので載せておきます。「中国女」に出てくる本棚に詰まった赤いペーパーバックが化物語の神原の部屋のBL本たちのモチーフだとは最近まで知りませんでした。