2013-01-01から1年間の記事一覧

『僕らのすーぱーいんたーねっと』DL版

完売してしまい増刷する目途が今のところ立たないので、第十七回文学フリマで頒布した小説合同誌『僕らのすーぱーいんたーねっと』をpdf形式でDL販売します。紙媒体ではないということで値段も500円から300円になっていますので、気になる方はDLしてみてくだ…

「錠剤の夢(ver.2)」

色彩の鮮やか過ぎる睡眠に終わりはやがてさよならを見る 鍵盤を壊す光の旋律は躁鬱狂いめいた翌朝 ぱたぱたと羽根から注いだアガペーで朝に朝重ねリセットリプレイ 葬らる虫の命の残響の宿る服着て窓をひらきつ 氷河期の遅延を知らせる鐘の音が朝の列車で配…

「錠剤の夢」

目の泳ぐ人たちのつどう昼下がり笑って笑って日を食い潰せ 雨音に光らせた刃物残響し 街 風 ぼくらのインターネット 僕のたなとすはすべてを壊すのだ虫は潰れるし約束も破る 鮮やかに他人の弱さを責めたので空と会話がよくできました 愛の足りない人たちが嘆…

第十七回文学フリマ 冊子紹介「僕らのすーぱーいんたーねっと」

はてなブログの方にも載せましたが、こちらにも。11/4、今回の文学フリマ(公式HP http://bunfree.net/?17th_circlenumber)にて、サークル「だれにもわからない。」(ブースはA-11)で小説合同誌「僕らのすーぱーいんたーねっと」を頒布します!(追記:完…

「鉄骨の残骸は誰をか恨む」

小説「鉄骨の残骸は誰をか恨む」投稿しました! http://ncode.syosetu.com/n7151bu/ 長めですが、時間のある方は是非よろしくおねがいします!

告知

11月4日(月・祝)、文学フリマ出展予定です。 皆さん、会いに来てください。

電子書籍『文学とはROCKである。2』

僕の寄稿した食人舎(@shokujinsha)さんの『文学とはROCKである。2』の電子書籍ダウンロード販売が始まりました。PDF版がこちら(https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=236565)でEPUB版がこちら(http://www.dlmarket.jp/products/det…

「さよならグッドモーニング」

g 00 d M oRn I N g 斜陽シテ目がまわり超高速度で落下し定点 オーディオの音を抜き取り味見して噎せた入道雲の終わりに 路の傍に落ちてる花を噛み千切り匂いを嗅いだ探索犬B 朝靄の雑踏の隙間駆け抜ける閃光一筋フラッシュバック 蜘蛛の巣が地球をさらいに…

連歌1

連歌しました。夏っぽい。[23:56:25] あゆみ: むらさきの町に天使が飛び降りる [0:01:12] 葛梅さとり: 紫陽花色に光る人間 [0:03:35] 四流色夜空: 異星人だって礼儀はあるのにね [0:06:15] あゆみ: UFO投げたらあとはよろしく! [0:08:45] 葛梅さとり: クラ…

「クラクション」

小説投稿しました!「クラクション」 http://ncode.syosetu.com/n2291br/ よろしくお願いします!

大阪文学フリマ追記「稀風社の粉」

4月14日に行なわれた大阪文学フリマですが、僕も参加させていただいた短歌冊子「稀風社の粉」が委託・通販販売しているそうなので遅ればせながら、ご報告させていただきます。委託しているのは東京都中野区にある「タコシェ」様で、頒価は500+税とのことで…

「救済論的滑り台」

「髪切って、侵略するの、仕方なく。」仕方ないことだ、春なんだから。 足りないと繰り返すだけの機械でも浄土を待ってるノイズ文学 「席に着け、これから描いてもらうのはどちらからでも消費できる絵」 オフィスでは郵便の人もドランカー「宛先ばっかり書い…

「千色の風」

何度待つ目覚まし時計妖精になろう新年スタートします 迷惑なテレビの電波に耳塞ぎ弔った猫はにゃあと鳴きます 「魔法だよ」木立が揺れたの指した君「魔法?」「うん、きっと」幸せしかない 光りあれなんてイエスの失言でネギは長くて人にぶつかる 春風や魚…

大阪文学フリマ 冊子紹介「Lollypop Rainbow」

はてなブログの方にも載せましたが、こちらにも。 4/14、今年の大阪文学フリマ(公式HP http://bunfree.net/?16th_circlecatalog)にて、サークル「だれにもわからない。」(ブースはA-13)で小説集「Lollypop Rainbow」を頒布します! 七人の筆者による小説…

「朱い花弁」

小説投稿しました!:「朱い花弁」 http://ncode.syosetu.com/n5817bm/ よろしくお願いします。

「愛の街」

朝一番早く終わってなんて言うなよ鳩が死ぬここは愛の街 気のつけばアンテナ片手に立ち尽くす無視してく電波イデアール空 北風が街から街へと移るけど私は私が嫌いなだけです 過ちを罪とみなすな知りもせず折れた傘骨気がつけば夏 訊かれても知らない布団の…

「わたしのものです。」

大好きと嘯くあなたは腕を切り溶け込むふたりは死にゆく夕暮れ 角なくし岸に打ち上げ笑ってももう一度川にかなしみ浮かべて たそがれに頬をなぞった蝉の部屋気にしない君とじこめた死を 何度目の怯えと赦し刻みつけ君から散らばる栄養素星 部屋の壁顔に見え…