文フリについての告知。

2012年5月6日(日)の11:00〜16:00に東京流通センター 第二展示場にて第十四回文学フリマが開催されます。ゴールデンウィークの最終日なのかな。

今回、僕もその参加サークルの中の一つ(深夜文藝部)に寄稿させてもらうことになりました。僕が今回書かせていただいたのは夜色夜空名義で「砂の感触」という小説です。


深夜文藝部 文芸誌『夜の帳 vol.1』

ブース:2F イ-28 深夜文藝部

頒布価格:500円、通販予定あり

会場限定購入者特典:オリジナル紙ブックカバー、ポストカードを一枚ずつ(数に限りあり)

となっています。


詳しくは深夜文藝部『夜の帳』特設サイトにて確認ください。
『夜の帳』特設サイト http://yorunotobari.cixx6.com/2012/

上のサイトではあらすじや試し読みもできることになっています。僕は夜色夜空名義で「砂の感触」という小説を書かせていただきました。興味のある方はまず試し読みでもしてみてください。サイトの方は色々見てみると楽しいかと思います。


あと、文フリ前日まで値引きキャンペーンをやっています。
これもサイトに詳しく書いてあるのですが、簡単に言うと、深夜文藝部のtwitterアカウント(@lateatnightb)をフォローし、告知Post(https://twitter.com/#!/lateatnightb/status/190485585339744256)を公式RTしていただければ100円割引になるという仕組みです。その際は、当日に、ご自分のtwitter IDが確認できるものをお持ち下さい。大体そんな感じですが、
注意等ありますのでこちらのページには(http://yorunotobari.cixx6.com/2012/?page_id=130)一度目を通しておいてください。


それでは、ぜひぜひよろしくおねがいします。




以下、三月の読書メーターまとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1251ページ
ナイス数:21ナイス

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル
世界が繋がり個人が得る情報が爆発的に増大した現在やこれからの世界では、理念やイデオロギーが趣味の段階までに引き下げられ、個人のあり方がほとんど固有と言ってもいいほどに多様化される。その中ではニ十世紀に主流だったアーレントハーバーマスが主張してきたいわば熟議民主主義的な手法では無理をきたすため、ルソーが主張した一般意志を情報技術を媒介とさせて実現させたデータベース民主主義によってそれを補えばいいのではないか。どちらを特化させるでもなく前者を後者によってコントロールする民主主義2.0が本書で提起されている。
読了日:03月29日 著者:東 浩紀
ステーシーズ―少女再殺全談 (角川文庫)ステーシーズ―少女再殺全談 (角川文庫)
グロテスクな描写に目を覆いたくもなったが、まさにぶっ飛んだ設定・狂った人々があって、でもその中からでさえ這い出てくるようなやさしさとか哀情とか憐れみとかの人間らしさに胸を打たれた。あと、やっぱオーケンの使う中原中也は輝きますね。
読了日:03月26日 著者:大槻 ケンヂ
螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)
何かの比喩になってそうな、はっきりとしない書かれ方をしている。そのちょっと考えさせられる感覚は少々無味かもしれないけれど、しかし不快ではなくむしろ日常から一休みするような心地よさを伴っていた。「螢」がひどく頭に残った。
読了日:03月25日 著者:村上 春樹
イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)
「イッツ・オンリー・トーク」「第七障害」という二つの物語を収録。どちらも良かったが、特に表題作が好き。(以下、表題作について。)主人公はダメな男ばかり好きになる女性だが、彼女は彼女で精神病を患っている。しかし不安定になりがちな生活の中でも自殺をすると言ったいとこが居候に来たり、大学の同期が選挙活動を行なってたり、関係が色んなところでつくられ彼女の生活を飾っていく。けれどそれらは面でも立体でもなく、ひとつひとつが一次元の点でしかないのだ。それらの点を繋いだ星座が表しているのは、おそらく彼女自身なのだろう。
読了日:03月20日 著者:絲山 秋子
コズミック流 (講談社文庫)コズミック流 (講談社文庫)
事件が起こり続ける本書。ようやく物語が動き始めるのは後半のこと。この後どうなるのかは全然分からない……。僕にはもう何と言ったらいいかも分からないので、続刊を読むことにします……。
読了日:03月05日 著者:清涼院 流水

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
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